「じゃ志乃、行ってくるね。」

「行ってらっしゃい!」

お昼ごはんをいつもより早く食べて、石澤くんに呼び出された場所に行く途中

前から大好きな嵐が歩いてきた。

ドキドキしながらすれ違うときに嵐の顔を見ると

バチッと目があった。

今わたしの事見てた?

それだけで胸がいっぱいになった。

『単純だな私。』

目が合っただけで幸せ

ふふっと笑みがこぼれる。