さっきより潤いのある目でこっちを見つめながらつぶやく。
急にこんなこと言われても困るよな…
「……ッヒク…
やだ、そんなのやだ…」
ごめんな…
俺だって離れたくねぇ…
俺は毎日お前と会いたいんだ…
桃を見れば涙を流してる。
泣くなよ…。
ガキの頃はあっても、こんなに桃が泣く姿は久しぶりに見た。
俺だってどうにかできるならそうしてぇ。
でも俺にはどうすることも出来ねぇんだ…
「また帰ってくる」
確証がある訳じゃない。
でも一刻でも早くそうしたいと思ってるのは事実。
何年後になるか分からない。
でも会いたいんだ。
俺のこの好きって想いが消えることはないから。
