5年越しでも俺の気持ちは変わらない






そんなときに、


俺の転校の話が出てきた…。



まだ小学生だ。


もちろん1人で残るなんてできるはずもなく、親について行くことになった。





何日経とうが実感は湧かない…


でももう変えられないことだ。



クラスのみんなに知らされる前に、桃には直接俺の口から伝えたいと思った。




それでいつものように2人で学校から帰ってる時に、俺は決心した。




「桃、あのな俺…」

「ん?」




「転校することになった」



………



沈黙が二人の間を流れる。




「ちょっと、何言ってんのー 冗談きついって」


笑って誤魔化してるように見えるけど目は笑ってない。




「ほんとだ」


「ほんと、なの…?」


「…うん」