「少しすれば良くなるから、、」


それで安心してくれるかなと思ったんだけど…





「勝手にごめんね」


え…?


そう思った時には私は抱き抱えられていた。


私の足と肩に早川くんの手が回されてる。



あれ? この体制ってまさか…



お姫様抱っこ!? ///





「は、早川くん…!?
恥ずかしいし、お、重いから!」


あの早川くんに抱っこされてるとこなんて他の人見られたら…!




「軽すぎて心配になるんだけど
それにもうすぐ5限目だから人もいないよ」


たしかに周りを見ると人気はないけど、、




「で、でも!」


「今は黙って抱かれてて」


そんなこと言われても…。


こんな状況で平気な訳がない…。



体調のせいか、それとも恥ずかしさのせいか分からない早い鼓動が聞こえてくる。