5年越しでも俺の気持ちは変わらない




「まさか同じクラスだとは…」


「あれ? 戻ってくるのは知ってたの?」

「いや、それが昨日たまたま学校であって」


「へーそうだったの
そういえば2人仲良しだったし会えてよかったね」


仲良し、か…


やっぱり外から見てもそうだったよね…?



まあ倫也は変わっちゃったけど、、





「もう!あんなやつ知らない!」


「あらら、良い再会じゃなかったのね」


もちろん会えたのはすごく嬉しい


だけどこんなことなら会わずにイメージを壊してくれない方がましだったかもしれない。



えりかにそんな愚痴をこぼしていたら、昼休みはもう終わろうとしてる。






……いたっ


あぁ、まただ。


今までだいぶ落ち着いてたから油断してたけど、

またあの腹痛が襲ってきた。





「ごめん、ちょっとトイレ」


トイレに行くことで治るわけでもないけど朝のように避難場所として使わせてもらおう。



廊下の角を曲がるとトイレが見えてきた。


あー、よかった…。