「別に飽きないよー だって恋愛ものってくくりが同じだけで全く同じ内容なんてないから」


「それ虚しくなんないの」

う…, それ禁句だよ…。



「えりか、ほんと痛いとこつくよね、」


虚しくないわけないでしょーが。



でもこういうもので心を潤わせたりしないと…


じゃなきゃリア充の溢れた中でなんてやってられないよ。





「あ、ごめんねー」


全然悪気ないじゃんか、笑

ほんと無意識に傷をえぐるんだから。




「あんたってやつは! ちょっと呑気すぎるって」

「そんなことないよ
桃が焦りすぎなんでしょー」


「焦るって…っ ちょっと言葉選びに悪意感じる! 」

「まあ人それぞれだからいいと思うよ」

「もう…!」


え、やっぱり私って焦ってる…?


でも限られた高校生活なんだよ?


それにやっぱ憧れというのは捨てきれないわけであって…。