私たちはそのカフェでそれぞれ違う季節のフルーツパンケーキを食べた。


学校帰りにこうやってスイーツ食べてる時ってほんと幸せ!



小中はなかなか放課後に寄り道とか出来ないから、高校生のお姉さんたちが今の私たちみたいにしてるの羨ましく思ってたなー


そんな前じゃないのになんだか懐かしく感じちゃう。





それから到着したパンケーキを2人で頬ばる。


「んーここにして正解だったね!」

「ほんとこの生クリームの甘さ加減もちょうどいい」

「たしかに!」


今日のカフェは大当たり♪



さっき言ったように私たちはその場でお店を決めるから見当がハズレちゃうこともあるんだけど、

ここはほんと大当たり!


私たちの少なきリピート地にも入るぐらい。







「そういえば桃って好きな人いるの?」


優雅なひと時が流れてる中、えりかが唐突にそんなことを言い出した。



「え、どうしたの急に?」


「いやー、恋愛小説とか読んで恋愛したい!って言ってる割には好きな人の話聞かないなーって」


そりゃ恋愛はしたいよ?

高校でそういうことするのも憧れてるし…