5年越しでも俺の気持ちは変わらない



"光希side"





「…まだかな」



僕が今いるのは図書室の一角。


今日はこれから桃ちゃんと2人で勉強をする。



昨日桃ちゃんの方から僕に頼んできたんだ。

勉強を教えて欲しいって。


僕にとってこんなに嬉しい話はない。


だって好きな人と2人で過ごせるんだよ?

喜ばない方がおかしいだろ。


自分が勉強を好きでよかったと心から思った。



にしてももうすぐ来るはずだけど…





「失礼しまーす…」


あ、間違いなくこの声は桃ちゃんだ。




「こっちだよ 」


学習スペースから身を乗り出して桃ちゃんに分かるように声をかけた。


すると気づいたのかトコトコと急ぎ足で駆け寄ってくる。




「ごめんっ 遅くなって」

「ううん そんな待ってないから」