5年越しでも俺の気持ちは変わらない




もしこれを機にこの先仕事が増え続けたら、、


それは本当にすごく嬉しい事だけど、倫也と過ごす回数も減るのかと思うとやっぱり…




"コンコン"


「俺ー」

「あ、はーい」


そんなことを考えているといつのも時間に倫也が部屋を訪れた。





「…どうした?」

「え?」


「なんか落ち込んでるっぽいから」



ご飯を食べ始めてすぐ倫也にそう指摘された。


やっぱりそんな見て分かるくらい落ち込んでたのかな…




「実は… しばらくご飯一緒に食べれない」

「なんで?」


「ほらこの間のsilkコレクションあったでしょ?
それでお仕事が増えたから、学校も早退するし夜まで帰れないと思うの」


こればかりはいつ終わるか目処が立たない。


私の予定で振り回すことはしたくないし。





「そうか…」


「…ごめんね」

「なんで謝んだよ 俺の方が食べさせてもらってんのに」