ふぅー…
ちょっと緊張してきたな、、
雑誌の撮影はだいぶ慣れてきたんだけど、
こういうランウェイを歩くコレクションはなかなか慣れない。
取り直しができる雑誌と違って、コレクションは見てる人がいる上に一発勝負。
場数もまだまだ少ないからやっぱり緊張する。
「桃、あなたなら大丈夫!」
そして背中を"バシンッ"と強く叩かれる。
これはなぎちゃんから私への気合い注入。
大きい仕事で私が緊張してるとき、いつもなぎちゃんはこうしてくれるの。
私が仕事をしてる姿を誰よりもよく見てくれてるなぎちゃんの励ましはとっても心強い。
今まで何度助けられたことか、、
「よし! 行ってくる!」
舞台袖を出た瞬間から私は観客の目に入る。
今着てるお洋服が一番輝いて見えるように、私はできる限りのことをやらなくちゃ!
楽しむことも忘れずにね、
そして、私は踏み出した
