5年越しでも俺の気持ちは変わらない




それにまず相手も私に興味なんて湧かないからそういうことしようとも思わないでしょ!



ほんと倫也は唐突になんて事を言うんだ。


心配してくれてるのかもしれないけど、私には必要なさそうだよ。






「…可愛いんだから危機感くらいもてばか…」


「…え? なんて?」

「なんでもねーよ」




さっきの倫也の呟きが、桃に届くことはなかった、、







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それから数日が経った。



今日はいよいよsilkコレクション本番。


今はなぎとゃんと袖で待機中。




この間のパーティーでは途中で抜けてしまったし、印象が悪かったらどうしようと思ったんだけど、

倫也が上手く説明してくれてたみたいでそんなこともなかった。


説明しただなんて一言も言ってなかったのに…



まあとりあえず問題はなくなったわけだし?


せっかく出演させてもらうんだから私は堂々と歩くのみ!






「桃ー、準備はいい?」


「うん、だいじょ… いやちょっと待って!」