なんてことだ…。
やっぱり覚えてないだけで他にもやらかしていた事があったなんて。
穴があったら入りたいと、ここまで切に願ったことは今まであっただろうか…
「ハハッ
悪いな嘘だよ 反応面白すぎ」
「う、うそ!?」
わ、私のことをからかった!?
「もう!! 本気で焦ったんだからね!?」
「ふっ… 悪かったって、」
「許さないもん」
なんてタチが悪いんだ。
人の記憶が曖昧なのをいいことに…
でもしてなくてよかったぁ…
その場にいた人と仕事することになったら絶対にからかわれる。
たしかに倫也は昔いたずら好きだったけど。
今でもそれ残ってるじゃん。
それに…
あんなにくしゃっと笑うとこ再会して始めてみたかも、、
今までも笑うことはあったけどすごく微妙な変化で普段の顔とほぼ変わらない。
昨日だって本人曰く楽しいって言ってたけどここまで笑ってるのは見てない。
いま不覚にも、
倫也は昔も今も笑顔が一番似合うなって思っちゃった。
