…嘘でしょ?

私こんな事倫也に言ったの?


お酒を飲んだあとの記憶はあまり鮮明ではないけど、思い込みでそんな言葉思いつかないだろうし…

やっぱり言ったのは間違いないだろう。




あ……。


恥ずべき言葉たちと共にもう一つ思い出された光景は、わたしが倫也に抱きついているとこ。


ほ、本当にこれはわたし?

倫也にだ、抱きついてるのが…?


信じられないと思えば思うほど心拍数が上がる。



全部お酒の力だとはいえ、自分が恐ろしくなるな…。



それにしてもどうしよ…

倫也に合わせる顔がない


あんな恥ずかしいことを言った上に抱きついたなんて…


迷惑かけちゃったよね、? ほんとに謝りたい…



でもどうせならこの事は全部思い出したくなかったと思えてくる。


そうすれば何も気にせず倫也と話せただろうに。




まあ次倫也に会ったらまず謝るべきだよね。


でも私がした行為を話すのは恥ずかしすぎるし…