「…おい、しっかりしろ」
「してるってばぁーー」
「…はぁ…」
だめだなこれ。
てかこのままここにいたら何しでかすかわかんねぇよな。
とりあえず外まで行くか、、
「ほら、外行くぞ」
「えーなんでぇー」
「いいから連いてこい」
「わかったからぁ」
そのまま桃の手を取って人混みの中をかき分けていく。
てか足元までフラついてるし…
とりあえず早くここから出ねぇと。
あたりを見回して休めそうなところを探す。
あそこでいっか。
俺たちが通ってきた案内の人がいる扉の周りは大きな庭園だった。
会場と違って人気が全然ねぇ。
まあとりあえずここで休むか。
「とりあえずここ座ってな」
「んぅ… わかった」
まじで子供だな、笑
仕草から喋り方から火照った顔まで。
