5年越しでも俺の気持ちは変わらない




「…おい、しっかりしろ」

「してるってばぁーー」


「…はぁ…」



だめだなこれ。


てかこのままここにいたら何しでかすかわかんねぇよな。



とりあえず外まで行くか、、





「ほら、外行くぞ」

「えーなんでぇー」


「いいから連いてこい」

「わかったからぁ」


そのまま桃の手を取って人混みの中をかき分けていく。


てか足元までフラついてるし…

とりあえず早くここから出ねぇと。


あたりを見回して休めそうなところを探す。




あそこでいっか。


俺たちが通ってきた案内の人がいる扉の周りは大きな庭園だった。


会場と違って人気が全然ねぇ。


まあとりあえずここで休むか。




「とりあえずここ座ってな」

「んぅ… わかった」


まじで子供だな、笑

仕草から喋り方から火照った顔まで。