5年越しでも俺の気持ちは変わらない




「悪い おまたせ」


「わぁー ともやだぁーー おっそーい」


…ん?

…なんか変じゃねえか?



「お前なんかへ…」

「ふふっねぇー ともやもこれ飲んでみてよー」


「いやそれよりも…」


ほんとにどうしちまったんだ…?


顔も赤いみてえだしよ、

喋り方も少し変だ…



ん?

桃が俺に勧めてきたあのジュース。


あれたしかどっかで…




「こちらいかがですかー?」


あたりを見回すと、グラスを片手に呼び込みをしてる男がいた。



桃が持ってるグラスの中身…


やっぱりあれと一緒じゃねえか、




俺は急いでそこまで駆け寄る。


「すいません、それって…」


「あーお兄さん学生でしょ?
ごめんねー、これお酒なの」

「…あ、そうですか。」


あいつ…