「悪い おまたせ」
「わぁー ともやだぁーー おっそーい」
…ん?
…なんか変じゃねえか?
「お前なんかへ…」
「ふふっねぇー ともやもこれ飲んでみてよー」
「いやそれよりも…」
ほんとにどうしちまったんだ…?
顔も赤いみてえだしよ、
喋り方も少し変だ…
ん?
桃が俺に勧めてきたあのジュース。
あれたしかどっかで…
「こちらいかがですかー?」
あたりを見回すと、グラスを片手に呼び込みをしてる男がいた。
桃が持ってるグラスの中身…
やっぱりあれと一緒じゃねえか、
俺は急いでそこまで駆け寄る。
「すいません、それって…」
「あーお兄さん学生でしょ?
ごめんねー、これお酒なの」
「…あ、そうですか。」
あいつ…
