"倫也side"
「っやべぇ 遅くなっちまったな…」
男のトイレが混むことなんて滅多にねぇのに。
ライブが終わった後でみんな押しかけたんだろうな。
ここはほんとに人が多いな。
でもまさか俺がこんな場所に来るなんて思いもしなかった。
自分でもびっくりだぜ。
普通ならめんどくせぇとか言って来ねぇけど、
桃に言われたら別だ…
それにもし、、
俺がが引き受けてなかったら桃は代わりにあの男を誘ったかもしれない。
あの早川って奴を…
それだけは避けたかった。
直接俺に宣戦布告してくるような奴だ。
俺も余裕ぶっこいてる場合じゃねぇな。
それにまあ何より俺も結構このパーティー楽しんでるし。
来てよかった…。
って、それよりも,
あいつどこにいった?
そんなに動き回ってるとは思えねぇけど。
「…あっ」
見つけた。
あんな端っこにいたらわかんねぇよ。
