「それより鶴浜さんって堅苦しいし下の名前でいいよ!」
「ほんと? じゃあ桃ちゃん!」
「うんうん! 私も下で読んでいいかなー?」
「うん!いいよ!」
「よろしくね!」
せっかく同じクラスになれたんだから、最初のうちから堅苦しいのはあんまりね、?
仲良くなるには絶対こっちの方がいい!
そんなこんなでチャイムの鳴るギリギリまで、新しいクラスメートの人たちとたくさん話すことが出来た。
そこまで時間はなかったけど結構話せたかなー。
にしてもみんな話した感じすごくいい子で楽しい人たちばっかり…!
最高すぎる!
ひとまずこの先楽しめそうだよ!
「桃ってほんとすーぐ誰とでも仲良くできちゃうよねー」
段々と周りにいた友達も席について落ち着いてきた頃にえりかがそう言ってきた。
「え、そうかな?」
「そうだよ、だって今の光景だって初対面の人と話してる感じではなかったよ」
そんなに他の人と違うかな、?
「そんなすごいことでもないと思うよー?」
「人が一気に集まって行ってたし」
「みんなが話しやすいからだよー」
