「おめぇがうるせぇよ。」


「「え?」」
え?まって、いつからいたの?
なんと私が入ってきたドアには3年だろう人が
もたれかかってた。
時計をちらり。
すでにユリとドアの前で話始めて10分以上はたっていた。


「つかさっきから邪魔なんだよ」


「え!澤嶋先輩?!どうしてここに…。」


ユリの知り合い?かな?
じゃー私邪魔か。邪魔者は退散しまーっす!
なんかユリの頬はほんのり赤くなってるし?
ムフフ


「…の!華乃!」


私の親友は恋多き人だ!
そう。このさっきから登場してる子は私の親友。
谷川 ユリ。
顔面はほんと美の塊だ。
スタイルも164センチですらっとしたモデル体型。
でもすこーし性格に難ありかな。
でもほんとに友達思い!


「華乃ぉぉぉぉお!戻ってきてぇぇぇぇえ!」


おーおーめっちゃゆすられてた。
「ん?ユリどした?」
あ、やっぱ邪魔だったよね


「あ、ユリの知り合いですよね?
 では私はこれで!ユリごゆっくりー!」
うんうん!今度はちゃんと付き合えるといいね!


「「は?」」
ん?なんか二人とも何言ってんのこいつと言わんばかりの顔してる。


「え?だって先輩ってユリの知り合いでユリに会いにきたんですよね?
 ほらユリが澤嶋先輩って…「違うから!」え?」
違う?何が?


「あんたまさか澤嶋先輩知らないの?!」


いや。知ってます。数10分前に初めて…。うん。
それとも…

「芸能人か何か…ですか?」
ちらっと先輩に視線を向けた


「は?!華乃本気?だって先輩はあの澤嶋グルー!「おい」
 はい!なんですか先輩!」


「野辺 雅人(のべ まさと)を呼べ」


「野辺君ですね!野辺くーん!」


とユリは野辺君の名前を叫びながら全力疾走で男子の群れへと行ってしまった