side華乃

「おはよーふぁ」
あ、またあくび出ちゃった。
もー今朝から何回目…


ガラガラと教室のドアが開く


「華乃、教室に入ってきて一発目のあくび付き挨拶するのどうにかしなさい?」


「あー!ユリおはよー!」
ぎゅ~!


「ぎゅ~じゃないわよ!まったく人の話は聞きなさい!」


「えへへ~はーい」
あれユリいつもより怒ってる?
とゆーよりなんか元々不機嫌?
あっ。もしかして…

「ユリ、もしかして"また"振られた?」


「ッ!…」


あー。またかー。
まーよくあることだし!
慰め係動きまーっす!


「だいじょーぶだって!ユリめちゃくちゃ可愛いんだし、
 今回"も"ユリの魅力がわからなっか人だったってだけじゃん!
 ユリはなーんも悪くないって!
 例えガサツでちょっと男っぽくて口うるさくてもユリはユリのいいとこ
 たくさんあるから!」
あれ。やっぱ言い過ぎた?ユリがどんどん鬼の血相に…。こわっ。
と、とりあえず謝ろう

「嘘!嘘だから!ユリちゃんほんと許してええええええええ!」
ヘルプミィ!!!!!!!

「うるさああああああい!今日は許さああん!」