また、駅前の人の量が増えてきた。 電車の遅延のせいだろう、みんなスマホを肩に挟みながら歩き、タクシー乗り場が行列になっていく。 補正されたアスファルトを薄い風が撫でて、小石が旅に出る。 あたしはもう少し、ここであっちゃんのことを一つずつ思い出していたい。 ~fin~