私は目が覚めて最初に見える景色が、いつも同じ場所とは限らない。
「起きた!?良かった。おはよう結衣花」
今回は病院の天井だったみたい。
それで今挨拶してくれたのが、幼なじみの裕貴。
「おはよう、裕貴。私また…?」
「ああ、結衣花が朝起きないってお母さんが病院連れて行ったみたいだよ。結衣花は一週間も眠り続けた…。心配したよ。良かった…

また、眠り続けてたのか。一週間もって今まではなかったけど…。
「ありがとう、ずっと居てくれたんだよね。ごめんなさい。」
「結衣花のためだから、あ僕、先生とお母さんに連絡するね」
そう言って部屋を出て行った、