《said,悠》

キャーキャーと騒ぐ女達。

毎日同じことの繰り返しだ。

小学校でも、中学でも騒がれる。

高校でもそんな日々が続くと思っていた。

でも、そんなつまんない世界があの子に出会ってから…変わったんだ。

これから話すのは、俺のあの子に会った時の話。

.☆.。.:.+*:゚+。 .゚・*..☆.。.:*

まだ、俺が中学生だったころ。

込み合っている駅前で、幼なじみの和哉(かずや)と待ち合わせをしていた。

「おっそいな。」

まぁ、遅刻されていたんだか…

暇なので、ボーッと辺りを見渡していた。そんな時だったんだ。

「や、やめてくださいっ…」

女の声がした。見ると、そこにはガラが悪そうな男が3人と男に腕を掴まれている女が1人。