重たくなった空気を振り払うかのように明るい話題を出してみたけれど、凛の表情は暗いままだった
「………凛。私、決めた。スクールソーシャルワーカーになる」
「え?スクール…?」
キョトンとした目で私を見る
「うん、スクールソーシャルワーカー。虐待されてる子供達を学校と連携して手助けする人の事。私も虐待されてたから、よき理解者になれると思うし、それに一人でも多く救ってあげたいから。今は助ける事は出来ないけれど、いつか きっと!」
そう言って凛を見ると、大きな瞳に涙をいっぱい溜めていた
「うん…ッうん!なれるよ!彩夢ちゃんならッ必ず助けてあげて」
「うん、助ける」
きっと凛は不甲斐ない自分が悔しかったんだろう
私は泣きじゃくる凛の頭をそっと撫でた



