こうして『Blue』に集まるのは久しぶりだった 「そろそろ引退式をしようと思う」 「そうだな。受験する奴もいるから、早めがいいか」 後ろのBOX席では「支配者」の引退式と総長を誰にするかの話し合いが行われている 私と凛は、暴走族の事には口を出さず 女子トークに花を咲かせていた 「じゃあ、決まりだな。傘下のチームには俺から連絡しておく」 「あぁ。頼む、輝」 どうやら、次の土曜日に決まったみたいだ