暗闇の先に…(続)



「お前も大変だな。同情するぜ」



ポンっと肩に手を置き、頷くマッサー




「彩ちゃんも すっかり有名人だね」




いやッそんな事じゃないから!慎二




「ま、俺らには何の被害もなかったから良かったわ」



クソッ颯太の野郎、他人事だと思ってッ




「まぁ、まぁ。過ぎた事じゃん、彩夢ちゃん。諦めるしかねーよ」



確かに……テツの言う通りだ



「はぁぁあぁ…」



盛大なため息をつき、靴を履き替える