病院の裏口から外に出ると、そこにも何組かの報道陣が出待ちしていた 男装しているお陰か、こちらを見るだけで気付いていない様子 近くに停めてあったバイクに乗りヘルメットをかぶる為にニット帽を取る すると、先程の報道陣が見ていたらしく叫んだ 「ちょっと、あんた被害者の如月彩夢さんじゃないんですかー?」 ハッと振り向くと報道陣が、こちらにカメラを向けている 「ッチ!行くぞ」 輝真と陸斗が同時にエンジンをふかし、一気に道路へ向かって走り出した