「で、どうだった?」 「あぁ、無事終わった。しっかし、あの新人野郎。俺達まで疑いやがって。なかなか帰らせてくれねぇから、途中で金田のおっさんを呼び出して ようやく開放されたよ」 何の話しをしているのか分らず黙って様子を見ていた 「それで、金田のおっさんが他にも証拠品あるなら持って来いだと」 「あぁ。分かった、後で持って行く」 輝真は心配そうに私を見た 「彩夢、大丈夫だったか?もう終わったぞ」 「……え?」 状況がイマイチ飲み込めず聞き返すと、ハァっとため息をつく