暗闇の先に…（続）

これには陸斗も驚きを隠せずにいた




「銀？！どうして、お前が？」



「輝真さんから連絡受けて、かっ飛ばして来ました」




「そうか、輝が。助かった」




私を再び抱き上げると、銀さんの車へ乗せられる



「すぐに病院へ。俺も後を追う」



「分かりました」




そうして小屋を後にした私は、張り詰めていた糸が切れたかのように　保っていた意識が朦朧（もうろう）とし始めた




「彩夢さん、大丈夫ですよ。休んでて下さい」



銀さんのその言葉で意識が途切れた