「ってか、何だよ デレつきやがって」 マンションに帰って来てドカッとソファーに腰を下ろした陸斗はブツブツ言いながらも どこか嬉しそうにしていた 「ふふ、陸斗のパパがあんな感じになるだなんて知らなかったよ」 「ッチ。彩夢が『パパ』なんて呼ぶからだろ。気色悪ぃー」 ピンポーン チャイムの音で会話が途切れる 「彩夢はここにいろ。俺が出る」 リビングを出ていき、荷物を持って戻って来た