「どう言う事なの?彩ちゃん」
慎二は紙にプリントされてる写真を見て私の言葉を静かに待っている
「何だ?どーしたんだ?」
不穏な空気になった時、テツと凛が一緒に遅れてやって来た
私の腕を握っていた陸斗は その手を離し皆の所へと向かった
慎二が持っている紙を手に取ると陸斗の目つきが変わった
「チッ!彩夢、アイツか?」
「多分…」
それから、皆で『BLUE』に行き 事の成り行きを説明した
「凛ちゃんも気を付けてね。可愛いんだから。何かあったら俺が必ず守るよ!」
「てっちゃん…」
確かに、女の私からしても凛は可愛い!
可愛いのは分かるけど二人っきりの時にイチャついてくれ……
そんな私の気持ちも露知らずテツと凛は完璧にお花畑へと旅立ってしまった
周りの皆も若干引き気味だ
見ているこっちが恥ずかしくなる



