暗闇の先に…(続)



スクールバッグの中に忍ばせた紙



陸斗は知っているのかな?
あの紙は 私だけだったのかな…




「何だ?シケた面(ツラ)して。ブスが余計ブスになるぞ」




ヘラヘラと笑う輝真に思いっきりスクールバッグを叩きつけた



「いって!!」



「輝真のバカッ」



今まで交わされ続けてきた攻撃が見事的中し心の中でガッツポーズをした



「ったく、ほら遊んでねぇで 行くぞ」


陸斗に腕を引っ張られながら昇降口へと向かう