暗闇の先に…(続)



放課後、皆で『BLUE』に行って時間をつぶしマンションに帰ると陸斗がエントランスの郵便受けを見て訝(いぶ)しげな顔をした




どうしたのかと覗き込むと、陸斗の手には 隠し撮りしたであろう私の写真が何枚もあった




「な、に…コレ」



「チッ!あの野郎…」



写真を全部 部屋に持って行きテーブルに広げる


「彩夢、しばらくの間 怖い思いをするかもしれねぇが辛抱してくれるか?」




「え…どう言う事?」



「日下部だったか、間違いなく俺達の読みは当たってる。だが、それを証明出来る物が必要だ。つまり証拠だ。この写真を見ると必ず彩夢が一人の時だ」




そう言われて、写真の一枚ずつ見ていく