席に着くと凛が教室に入ってきた 「おはよう」 「あ、凛。おはよ」 凛の顔を見てホッとしたのも束の間、視線を感じて周りを見ると頬杖をした日下部君がこちらを見ている 咄嗟に視線を外し、凛を廊下に誘い出す 「どうしたの?顔、真っ青だよ?」 「う、ん…実はさ……」 昨日の事を伝えると凛は「やっぱり…」と果然(かぜん)とした様子 その日は常に凛と一緒にいた