暗闇の先に…(続)



「私宛だ」




送ってくれる親しい人は私にはいない



誰だろ……



箱を開けると 箱いっぱいのバラの花束が入っていた



そして、添えられた1通の手紙





『愛する彩夢へ

花束は気に入ってくれたかな?

君が どんな物が好きで、どんな物が嫌いか
僕はまだ知らないから 僕が好きな薔薇の花を選んだよ。

これから君の事、沢山教えてよ。

色んな一面を見てみたいんだ。君だけを見てる』





手紙にも封筒にも名前もない



ゾッとした



急いで、手紙を箱の中に入れ蓋をする