暗闇の先に…(続)



一人になってしまった教室に ひょっこり顔を出したのは凛



「話し、終わった?さっき日下部君が走って行ったのが見えたから」




「……うん。ちゃんと言えた」



そうだ、私は ちゃんと伝えた!
ただ、何て言ったか聞き取れなかっただけ…



「そっか。じゃ、帰ろっか」




日下部君が何を言ったか気になるけど言うべき事は言ったんだ
  



そう気持ちを切り替えて陸斗達の元へ向かった