翌日、日下部君に私の口から伝えようと決意し、気合いを入れて学校に向かった



教室に入ると彼の姿が見当たらない



「おはよう、彩夢ちゃん」



「おはよ。ねぇ、凛。日下部君は？」



周りを見渡すと日下部君の机が目に入った



「来てないみたいだね。いつもなら、この時間だいたい居るのに」



先生が入ってきて出席を取って行く



どうやら休みのようだ



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チャイムが終業の時間を教える



スクールバッグを持ち、凛と一緒に教室を出るとタイミング良く陸斗達と合流して　いつものように『BLUE』へと向かった




「はぁぁ……気合いが入ってた分、気が抜けちゃったよ」




「何だよ。気合いって」




輝真が私の独り言に反応した



「いや…今日、日下部君に私の口からちゃんと断ろうと思ったんだけど休みだったんだよねー」



「あぁ…告ったヤツか。別にわざわざ言う必要ねぇんじゃねーの？陸が言ったんだろ？」



チラッと皆と話してる陸斗に目を向け　ため息をつく



「そうなんだけどさ。こう言う事は　きちんとしとかないと後味が悪いの」



「お前って変な所、真面目だよな。放っときゃいいのに」




やっぱり陸斗と輝真が言うように　そんなモンなのかなぁ…

ま、今度　会った時　きちんと断ろう



そう思い、気を取り直して思考を切り替える