非常階段の踊り場に着くと足を止めた こんな所があったのかと周りを見渡した 「如月さん…」 振り向いた彼に目を向けると前髪の隙間からチラリと覗く黒い瞳と目が合った 「僕、如月さんの事 もっと知りたいんだ。もし…よかったら僕と付き合ってくれる?」 思いもよらない告白にどう断ろうかと思った時 グィと後ろに引き寄せられた