陸斗が出て行って、もうどの位の時間が経ったのだろう



日が傾きかけた頃、時折見せる太陽がオレンジ色に輝いている



「輝真…陸斗どうしたんだろ。朝方早くに行ったんだよ?まだ帰って来ないなんて…探しに行こうよ」



「ダメだ!状況が分からねぇ以上、下手に動かない方がいい。しかし…連絡もねぇしな。かと言って迂闊に電話かけてタイミング悪く見つかりでもしたらヤベェし…」



二人でヤキモキしなが陸斗の帰りをひたすら待った