暗闇の先に…(続)



「陸斗、私もう大丈夫だから 気にせず自由にしていいからね?」




私なんかの為に陸斗を縛りつけたくない




「ん?俺は自由だよ」



「違うの、『支配者』の皆と会ってないんじゃない?私は大丈夫だから、会って来ていいんだよ?」




そう言った私の頭を 陸斗は微笑みながら撫でた



「心配してくれてんだ?ありがとな。でも俺の中で第一優先は彩夢だから。皆、それは分かってくれてる。俺は俺がしたいようにしているから、気にすんな」




胸の奥が熱くなって泣きそうになった



「ありがとう」