暗闇の先に…(続)



その日から、少しずつ回復していって 何とか普通に話せるようになった



それでも、夜中に夢でうなされて錯乱する事がある



その度に過呼吸になり いつも陸斗が助けてくれていた



「はぁはぁ…」



「ゆっくり呼吸しろ。落ち着いたか?」



いつ過呼吸になるか分からないからと最近は一緒に寝るようになった



そのお陰で、現実と夢の区別が出来るようになった