暗闇の先に…(続)



マンションに着き、ベッドへ寝かせる



「彩夢…、帰って来たぞ。分かるか?」



そっと彩夢の頬に手を添えると ビクっと反応する



焦点が合わず、視線が泳ぐ



どこか怯えたような瞳 



震えて強張った体 




俺は落ち着かせるように頭を撫でる