暗闇の先に…(続)




テーブルに食事を次々と並べていく輝




「……誰がこんなに食うんだよ」




頬杖をつき並べられた料理を見ながらため息をついた



「普通に食えるだろ。陸、お前 退院してから体力が戻ってねぇだろ。しっかり食え」



「……」



確かに以前より食えねぇし、少し痩せたか…




「陸、彩夢なら きっと大丈夫だ。お前が初めっから そんな調子だと、彩夢も治るもんも治らねぇぞ。まずは自分だろ」




「……確かに、そうだな」



輝の言う通りだ
俺が こんなんで どうする



こんなんじゃ、彩夢に心配かけるな




俺は 輝の料理を次々に口に運んだ