ドアを開き病室に入ると体を起こし外を眺めている彩夢がいる そっと近づいて椅子に座り、彩夢の顔に掛かった髪を耳にかけ 髪の毛を撫でる 「彩夢……すぐに助けてやれなくてゴメンな」 それでも反応する事はなかった ただ ずっと夕焼けの空を見つめていた