久しぶりにマンションに戻ると輝が雑巾片手に出迎えてくれた
「よう。丁度、床掃除が終わった所だ。1ヶ月以上も空けてたんだ。冷凍庫に入ってたヤツも処分したし…あとは、布団を取り込めば終わりだ」
「お前は嫁か!!」
思わずツッコミたくなるのも仕方ない
コーヒーを淹れ輝に渡す
「玄竜一家も 片付いたな」
「あぁ。本当は俺がこの手で殺してやりたかったくらいだ。俺は組の事には口出し出来ねえから、仕方ないが…納得出来ねえ。何でタマ取らなかったんだ」
「確かにな。警察が出てきて事情が変わったんじゃねえの?親父も、陸が撃たれて本当は殺したかったはずだ。でも、まぁ…田辺は今まで好き勝手やってきたんだ。簡単には出てこれねぇさ」
ソファーに体を預け、コーヒーを飲む



