「お、おぅ!彩夢ちゃんが寂しがってるぞ〜って話してたんだよ。な、凛ちゃ………ん」



「うぅ…彩夢ちゃん…ヒック…ヒック……」



バカテツ!!何でよりによって凛に話しを振るんだ!


目で訴えると、冷や汗ダラダラのテツが目を白黒させていた



「誤魔化すな。はっきり言え」



目覚めた陸は怪我人とは思えねぇ程、圧が凄かった



ホントに1ヶ月 意識なかったのか?コイツ



「陸斗、俺から話すよ」



「直さん……」



直さんは、陸に今までの事を包み隠さず話した



陸は、次第に表情が険しくなっていった



拳を握り締め、怒りを抑えているのがわかる