暗闇の先に…(続)




ーーーー
ーーー
ーー



目の前に大好きな背中がある


『陸斗…』


手で触れようとすると、歩いて遠くに行ってしまう



追いかけても、追いかけても 何故か追いつかない



『待って、陸斗ーーー!!』



立ち止まって振り向いた陸斗に、息を切らしながら追いついた私は陸斗に抱きついた