4人のシェアハウス

「じゃーやるか♪」



そうだそうだ!勉強に集中!



「うん!」



神様お願い!これ以上ばれないようにして!




































勉強を始めてから2時間後…









やばい…頭がフラフラする…
まだ我慢できるけど息が荒くなってる…




バレちゃうよ…




「ね、ねぇ?ちょっとトイレいってきていい?」






トイレでおさまらせよう…




「うん!いいよー♪トイレはリビングからでて、まっすぐいった一番左のドアを開ければいいよ♪」







「ありがとう…」














叶斗さん奏さんが見てきた…





「あ、俺、案内してあげるよ!家、ちょっと複雑な構造だからね」





案内いらないのに…でもそんなこといってるほど余裕はない…早く一人になりたい…




「ありがとうございます…」








ゆっくりと立ち叶斗さんといっしょにリビングをでた。





















すると,叶斗さんが優しい目でこっちを見た




「やっぱ体調悪かったよね?ごめんね、辛いよね…どこが辛いか教えてくれる?」











やっぱりダメだった…気づかれてるし、心配させてしまった…まだ会ったばかりなのに
そう思ったのと同時に足の力が抜けてトイレのドアの前で座り込んでしまった






「お、大丈夫?フラフラするかな?」





もう隠しててもしょうがないか…








「…フラフラします…頭も痛ぃ…です…、すいません…」




ポンポン
頭をポンポンされた…


「大丈夫だよ♪言ってくれてありがとうニコッ」






そんなこと言われたら泣いちゃう…体調悪いときは涙もろいのよ















「三玲ちゃんは医者が好きじゃないみたいね笑見てるとわかる」








それまでバレてるなんて…看護学生なのに恥ずかしい…
















てか、さっきからちょっと酸素が足りないような…
ハァハァハァ…ちょっと息が…




「ハァハァハァ…ハァハァハァ」







「ちょっと脈はかるね」




急に真面目な顔になって脈をはかりだした




「ちょっと早いなぁ…ゆっくり息してね?吸って~~吐いて~~吸って~~吐いて~~」










私はそれに合わせるようにして息する
だけどなぜか悪化してくる…






「ハァッハァッハァーハアッくるしっハァッハァッ」










「ちょっと待ってな!奏ーー!タオル持ってきてーー!」










大声でリビングにいる奏さんを呼んだ
結局皆にバレちゃう、迷惑かけたくなかったのに…この体のせいで…








「なんで~…!っ!三玲ちゃん!?大丈夫?過呼吸かな?急いで持ってくるね!?」