4人のシェアハウス

AM7:30【お待たせいたしました、ただいま3番線に~】




駅のアナウンスが流れた






はぁ…だるい…どうしよ、
絶対真奈にばれるなこりゃ…
ちょっと迷惑かけたくない…




ちょっと遅れていこ…


|メール|
「真奈~ごめんだけどちょっと遅れる~」
既読




既読はやっ!やっぱり好き~





「わかったぁー!」
「あ!そうだ、言い忘れてたんだけどさ私ね、シェアハウスしてるんだけど、今いるけど大丈夫?」



シェアハウスしてんのかぁ~
いいなぁー一人暮らしだからなんか憧れるわ…



「大丈夫大丈夫!何人いるの?」既読


また既読早すぎ、もう彼氏にしたいわ




「2人いるよー!どっちも男だけど優しいから大丈夫!」





え…男の人…怖いな…
でも大丈夫かな…真奈が言ってるし
そう!大丈夫だ!真奈を信じろ!





「あ、そうだ、その2人さ、今日仕事休みだからその人たちに勉強教えてもらうのはどう?」





え?なんでその人たちに…?





「真奈?なんでその人たちからなの?」既読






「あ~2人は医者だからさ~ちょうどいいかなーと思って」







?!?え?真奈さん?
え"ーーー!嘘でしょ!私医者とかまじ嫌いやし、痛いことしかしないし、わぁ~もうやだ…いきたくない…





「じゃ!そういうことで三玲早くしてねー待ってるから♪」










グスッもう泣きたい…真奈助けてー無理ー
もう頭痛酷くなってきてるわ…息切れもすごいし…







でも勉強しなきゃだし…行きたくないな…真奈には悪いけど………行くか…





メールのやり取りをしてる内に電車を降りて今バスにのっている





【次は~名利バス停です!】





はぁ~ついてしまった…
名利バス停の向かいにあるでっかいマンションの最上階…
あ"ー!やだやだやだ!絶対体調悪いことばれる…



でも勉強しないと…





ピンポーン
「はーい。誰ですか?」



真奈の声だ…







「三玲だよー」






「今玄関開けるねー」











ガチャンッ
「グハっ!」




開いた瞬間誰かに抱きつかれた…



「待ってたよー三玲!あー会いたかった♪」






「私もー!」


やばい…熱あるのに抱きつかれた…ばれる…



「ねね?なんか三玲熱くない?」






「え、え?そ、そう?今日ちょっと熱いからじゃない?しかも今真奈と会ったから興奮してるんだよ!」







「あ!そっか!めっちゃ嬉し
っ!」







危なかったぁー…





「三玲?どうぞー中にはいって?」





「うん!」