俺は二人と話していて気づいたことがある
「え、叶斗も奏も彼女いるのか?」
「あれ?話してなかったっけ?」
「叶斗はね最近できたんだよ♪」
「あぁ、可愛いぞ」
「うわぁ、叶斗デレデレじゃん」
「あ、俺あったことあるかも、前にお店の前かな?苦しそうに一人の子が座ってたからみてあげた、喘息でてたけど、そんとき、叶斗と奏の名前でたなー、」
「あれ?そうなの?てか、発作出たとか聞いてないんですけど、あとできいてみよ、真奈かな、」
「ぽいね笑」
「てか、お前ら一緒に住んでるって前いってたよね?」
「そうだよ?」
「えーいいなぁ、羨ましい~俺も一緒に住めば彼女できるか」
「蓮ならすぐできるよ、好かれやすいタイプだと思うから」
「そうか?じゃー待ってよっと」
二人とも彼女できてんだぁー
本当羨ましい
俺的にはもうすぐで結婚する人生計画だったのになぁ
まぁ、簡単にはいかないよな
そう思ってると眠気に加え苦しさが出てきた
あー不整脈かも、でも二人に
気づかれたくないな、
でも、言ったほうがいいよな、悪化させたくないし
「…二人ともごめん、話してる途中」
「何が?」
「ん?」
「…不整脈きたっぽい…」
「ん、大丈夫、楽にしてしっかり呼吸してな」
話して安心したのか苦しさは増していった
「ッハァッハァッハァくるしっッハァ」
「叶斗薬持ってきて」
「あぁ」
「れん?酸素マスクつけるからね~落ち着いて、もっと苦しくなるから」
ん、目の前にいる奏の顔が歪んで見える
「薬持ってきたぞ、れん?薬いれるな?ちょっとチクッとするよー」
「ンハァハァッハァックハァ」
薬を入れられた数分後
「ハァハァックハァねっぇ、まだハァハァくるしっハァ」
「なんでだ?薬いれたはずなのに、奏もう一回いれるか?」
「いや、まだ様子みよう、効きが遅いのかも、体質かな、落ち着かなかったらいれる」
「そうだな」
「蓮?ちょっと様子みるな、どうしてもやばいときは手握って、そばにいるから安心しろ」
「ハァハァッハァ」
「治まる気配ないな、もう一回入れよう」
「おっけ、もう準備してある」
「薬いれるよー」
二人の話し声が聞き取りづらい
「れん?聞こえる?れんー?」
「どうした?」
「蓮、意識朦朧としてる、」
「蓮ー?手握って?れん??」
二人の声がかすかにきこえている、
反応したいけど体が動かない
「ーん?れん……ん?」
もうだめ……
二人に呼び掛けられながら意識が途切れた