まだ胸の痛みは治まらない


「ック、なんで、だ」


医者なのにパニックって冷静になれない


そのとき








「蓮!はいるぞ!」
「蓮!」





叶斗と奏だ…よかった…






バンッ
寝室のドアが開けられた




「「蓮!」」



2人ともすぐに駆けつけてくれた



「どうした!蓮!」



「叶斗、頻脈だ」



「…奏、聴診器持ってきてくれ」


「わかった」




「蓮!今からちょっと聴診するからな、服まくるよ!」





「持ってきたぞ!あと、一応薬と酸素…」






「ありがとう!助かる」








早く…痛い…









「蓮、聴診するねー服つかまない」





「蓮、深呼吸だよ、落ち着け落ち着け、」





ック、ハァハァハァむ、り…












「叶斗、薬入れよう、」


「あぁ、こっち酸素送るわ」







「これから薬いれるな、しっかり呼吸してな、」






「蓮、大丈夫だ、焦るな、焦るともっと苦しいぞ!」





「ハァーハァッハァーンッハァー」



「その調子だ」












叶斗と奏がきて間もなく痛みと苦しみは落ち着いてきた






「落ち着いてきたな、ほんとどうしたんだ急に」





「俺もびっくりした、急すぎて」





「でも、見た感じだけど…」






「…不整脈っぽい、だろ…俺も医者だからな」







「まぁ診てみないとわかんないから、明日当直じゃないだろ?仕事終わったら診てやるよ」








「え、やだ、無理、」








「え、お前もしかして診察嫌いなのか?笑」







「は、はぁー?!違うし…」





「じゃーいいよな?明日奏にもきてもらおーっと、逃げれないからな」






「りょーかい!蓮逃がさないからな絶対」







「もぅはぁー、なんでよーーーー」








絶対いきたくない、逃げよ




てか、今日仕事休みじゃん…